【掃除】基本を知ってラクしよう!

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汚れの性質や住まいに使用されている材質の特徴を知っておくと、掃除の際に困ることが減ります。

また、汚れの対策もできるので日々のお掃除がグッと楽になりますよ!

汚れの性質

埃・ハウスダスト

室内の埃の成分は、布団や衣服の綿埃、抜け毛や皮膚の老廃物、花粉、カビ、微生物、ダニの死骸、砂ぼこりなどです。

このうち空中に浮遊する目に見えないほどの微粒子をハウスダストといいます。

基本の落とし方

家具や本棚など、上の方にあるものから順に取り除き、最後に床掃除をしましょう。

軽く乗った埃は、モップ、掃除機、拭き掃除で簡単に取れます。

微粒子は掃除機の排気や人が動くだけで舞い上がり、何時間も落ちてこないので、朝一番にモップがけをするのもよいでしょう。

布団に関しては、掃除機がけと丸洗いが有効です。

掃除機に布団用のノズルを取り付けて布団の表面を掃除することで、ハウスダストを取り除くことができます。

また、年に一回程度丸洗いすることでも、ダニの死骸などをきれいに取り除けます。

水洗いが有効で、ダニは乾燥に弱いので洗濯後はしっかり乾かしましょう。

油汚れ

主に調理の際に飛散・浮遊して付く油汚れは、脂肪酸と呼ばれる酸性の汚れ。

すぐなら拭くだけで取れますが、時間がたってべたつくときは洗剤の力を借ります。

換気扇などに付着して熱で酸化し固まったなったものや、五徳のような炭化した焦げ付き汚れになると、労力も時間も必要になります。

皮脂・手垢・畳や床につく足の脂もこの仲間ですが、定期的な拭き掃除で除去できます。

基本の落とし方

酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダで中和されます

べたつき汚れならそれらをつけて布でこすればとれます。

こびりつき汚れは、ヘラや金属ブラシなどの物理的な力でこそげ落としてから、可能なら熱湯につけて汚れを浮かし、重曹、またはそのペーストを塗り付けてパックすると効果的です。

最後に水でよく洗い流すか、クエン酸水で中和すると、ヌルつきもなくなりさっぱりします。

水垢・石鹸カス

水垢

水垢の原因は、ミネラルです。

水道水に含まれるマグネシウムやカルシウム、ケイ素などのミネラルが、水の蒸発とともに乾いて固まり、それが日々の積み重ねで増えていきます。

代表例は、水滴のつきやすい蛇口の下側や根元にこびりつく白い汚れ、トイレの手洗い器の黄ばみ、黒ずみなどです。

石鹸カス

浴室では、石鹸の成分である脂肪酸ナトリウムが、水に含まれるカルシウムと反応して「脂肪酸カルシウム」となり、水垢と相まって取れにくい汚れになります。

基本の落とし方

水垢・石鹼カスとも酸性のクエン酸が有効です。

水垢のもとであるミネラルが溶けた水はアルカリ性なので、酸性洗剤で汚れを中和させて落とします。

汚れが軽いうちは乾拭きするか、クエン酸スプレーして布で拭く程度でOK。

頑固なこびりつきには、クエン酸水でパックしてゆるめた後、目の細かい耐水ペーパーかメラミンスポンジで少しずつこすり落とします。

クエン酸の粉末を振りかけてブラシでこするのも有効です。仕上げには必ず乾拭きしましょう。

<クエン酸水の作り方はこちらから>

【掃除】洗剤をシンプル化!
皆さんのお家には掃除用の洗剤がいくつありますか?節約を意識する以前の我が家は、それはもうたくさんありました。「この間トイレ用洗剤を買ったのに、今度はお風呂用洗剤がなくなった!また買いに行かないと…」ということがあるたびに買い物の回数が増える…

カビ

他の汚れと違い、カビは生き物。

栄養や水分を吸収しながら菌糸を伸ばし、成熟すると胞子を形成して増殖を繰り返します。

カビ発生の好条件

湿度

湿度60%以上の環境はカビにとって快適な湿り具合

栄養

炭水化物・タンパク質などの有機物(食品類・皮脂・埃など)を栄養にして成長・繁殖。

温度

人にとっても快適な温度である20~30℃は、カビが最も成長しやすい温度。

浴室に多い黒カビは、菌糸にもメラニン色素があるため、死滅しても黒い色素が残り、漂白が必要になります。

基本の落とし方

  1. 重曹粉末を振りかけるかペーストにして塗布する。
  2. 1時間ほど放置。
  3. ブラシなどでこすって、洗い流す。
  4. アルコールスプレーを吹きかける。

長く放置されたカビは、カビ取り剤のような強力洗剤でも完全除去は難しいうえ、目地やサッシを傷めます。

日頃から、①乾燥②低温、③栄養(汚れ)を残さない、の基本的な予防を心がけましょう

サビ

浴室にヘアピンを置きっぱなしにして茶色くなってしまった経験はありませんか?

そういったサビは金属の表面が酸素や水と化学反応を起こすことで発生します。

これを長時間放置すると表面がはがれて、ボロボロと崩れだします。

軽いサビなら落とせるので、影響が出る前に汚れを落として対策しましょう!

基本の落とし方

  1. 重曹ペーストをつけて1時間ほど放置。
  2. ブラシでこすり落とし、水で流す。

傷をつけるのが心配なときは、お湯をかけて温め、還元漂白剤(ハイドロハイターなど)を60~70℃のお湯でペースト状にし、サビの部分に塗り、20~30分おいたら水洗いしましょう。

尿石

尿石の主な原因は、尿に含まれるミネラル成分が乾燥して結晶化することにあります。

これは便器のふち裏や内側にこびりついて、においの原因となっていることもあります。

基本の落とし方

  1. 汚れにクエン酸水をスプレーする。(湿布しても◎)
  2. 1時間ほど放置。
  3. ブラシでこすって流す。

スプレーで落ちない場合は、ヘラなどでこそげ落としたり、耐水サンドペーパーでそっとこすり、物理的に落とす方法も試しましょう。

【材質別】特徴と掃除方法

住まいの構成素材は多種多様です。

綺麗にしているつもりが、知らず知らずのうちに傷つけてしまわないよう、しっかり特徴をつかんでおきましょう。

木部

無塗装のものは吸水性が高いので乾拭きし、水分を残さないように。

コーティングしてある床などは、普段は乾いた布で拭き、汚れたら半乾きぞうきんを使いましょう。

半乾き雑巾の作り方

  1. 雑巾の半分だけ濡らして絞る。
  2. 乾いた半分と重ねるとちょうどいい絞り具合に。

半乾き雑巾は、水拭きしてしまうと素材の傷みが気になるけど、乾拭きだとサッパリしないというときにおすすめ!

石材

砂ぼこりで傷つきやすいので、玄関のたたきなどはこまめに掃き掃除。

シミになりやすいので、酸性・アルカリ性の洗剤は使わないようにしましょう。

プラスチック(合成樹脂)

浴室や床材(クッションフロア・Pタイルなど)に多い素材。

傷がつきやすく、そこに汚れが入り込んで取りにくくなるので注意が必要です。

基本は柔らかいスポンジなどを使用し、重曹粉末や硬いブラシを使う場合は、端の方で試してから。

ステンレス

鉄やアルミに比べて丈夫でサビにくい素材ですが、もらいサビを受けることもあります。

掃除の基本は水拭き+柔らかい布で乾拭きし、汚れに応じてクエン酸や重曹などを使い分けるようにします。

アルミニウム

代表的なものは、窓のサッシや門扉など。

軽くてサビに強いが、埃や排気ガス、海塩などを長い間放置すると、腐食の原因になります。

定期的な埃払い、拭き掃除や水洗いできれいを保てます。

タイル

タイルは長石(ちょうせき)(けい)(せき)、粘土などを板状に固めて焼いたもの。割れには弱いが表面は丈夫です。

目地材はセメント・顔料などでここに汚れが付着・浸透しやすいうえに、酸や漂白剤には弱いです。

目地は色の濃いものや防カビタイプを選ぶと手入れが楽になります。

  1. 乾いた汚れを先に取る。
  2. 玄関タイルなら水をかけてブラシでこする。キッチンタイル・壁タイルは水拭き(べたつくようならセスキスプレー)する。
  3. 汚れを水で流したり、雑巾で拭き取る。

ガラス・鏡

普段のお手入れは柔らかい布で拭くだけでOKです。

水垢はクエン酸スプレーをしたあとラップを張り付けるのが効果的。

洗剤には強いですが、研磨性の高いクレンザーやたわしの使用、砂のついたまま水拭きするなどで、簡単に傷が付いてしまうので要注意!

あると便利な掃除アイテム

スプレーボトル

キッチン、トイレ、お風呂など、用途に合わせた水溶液を作っておき、各所に置いておくと便利。

ウエス

不要になったTシャツやタオルなど布製品を適当なサイズに切って雑巾替わりに使います。

油汚れや、雑巾を使いまわしたくない場所のお掃除に最適。

洗って使いまわすものと、使い捨てにするものを分けて保管しておくと使い勝手がよくなります。

作り方

作り方といっても自分の使いやすい大きさに布を切るだけ。

薄手のタオルや食器用のふきん、肌着やシーツ、Tシャツなど、家の中で使い古したものを探してみましょう。

大中小(約30㎝四方、15㎝四方、10cm四方)にカットして揃えておくと、色んな場所に使えます。

スポンジ・メラミンスポンジ

しっかりした素材で目が粗いものを選びましょう。

メラミンスポンジもあれば、茶や鍋の焦げつきを落とすときに重宝します。

アクリルたわし

アクリル100%の毛糸で作られたたわしのこと。

軽い汚れなら洗剤なしでも落とせるので、節約にもなります。

食器はもちろん、シンクや浴槽、洗面台の汚れもよく落ち、乾いた状態で使えば埃を取ることも可能なのでお掃除にも便利。

こちらは私が編んだアクリルたわしです。実は編み物が趣味なので息抜きついでに編んだりします。

一番簡単な四角のアクリルたわしならすぐ編めますが、お花や果物などの形も可愛くておすすめです。

歯ブラシ

使い終わった歯ブラシも掃除で大活躍。

蛇口の根元やシンクの継ぎ目など、手の届きにくい場所やちょっとためてしまった細かな汚れを落とすのに最適です。

割りばし+布

溝や隅にたまった汚れをこそげ落とすのに最適です。

割りばしの先を斜めに削り、ウエスなどを巻き付けるだけなのですぐにできます。(削らなくても◎)

使う際は布端を指で押さえ、汚れたら面を変えます。

輪ゴムで布をとめたものも、狭い場所や届かない場所には便利です。

シェーカー・ふり出しボトル

重曹などを粉のまま使うときはシェーカーに入れておくと使いやすくなります。

ドレッシング用のふり出しボトルは先が細く、ピンポイントに使えて便利です。

自分でできる補修

剥がれた壁紙

少しめくれた・つなぎ目が浮いてきた場合

壁紙が古くなってくるとつなぎ目の部分が必ずめくれてきます。

用意するもの】

  • 壁紙補修用接着剤(速乾性木工用ボンドで代用可)
  • ローラー
  • 使い捨ての布(ぬらして)
  1. 剥がれた部分を蒸しタオルで押さえ、古いのりをゆるめる。
  2. 接着剤を壁紙の裏面と基材に薄く均一に塗って押し、貼り合わせる。             細くて入りにくい隙間は楊枝でのばすと良い。
  3. 1分ほど置いて、のりの表面が乾き始めたら、壁紙を押さえてはみ出た接着剤をぬれた布でよく拭く。
  4. ローラーで押さえて平らにして完成。

それでも浮いてくる場合は、マスキングテープを貼って数日そのままにしておき、接着剤が完全に硬化してからはがしましょう。

大きく破れた場合

用意するもの】

  • 補修用壁紙
  • マスキングテープ
  • ローラー
  • 壁紙補修用接着剤(速乾性木工用ボンドで代用可)
  1. マスキングテープで破れた部分を囲む。
  2. 補修用壁紙をマスキングテープで囲んだ部分の大きさにあわせてカットし、そのまま仮止めする。
  3. マスキングテープで囲んだ不要な壁紙をカッターで切り取る。
  4.  カットした補修用壁紙に壁紙用のりをつけて貼り付け、補修用壁紙と元の壁紙の境目にローラーをかける。
  5. 囲っていたマスキングテープをはがして完成。

シールタイプも便利です↓


壁の穴

【用意するもの】

  • 壁紙用充填材(穴埋め剤、水性アクリル系)
  • ローラー
  • 爪楊枝

壁紙の画鋲穴

  1. 穴の淵が盛り上がっているときは、つめで押さえるか、ローラーをかけて平らにする。
  2. 空いた穴に充填材を注入して、ぬれた布ではみ出た部分を拭き取る。

釘穴

穴の大きさに合わせて爪楊枝や割りばしを削って埋めたり、パテで埋めます。

色が違うときはクレヨンや絵の具で色を塗って調整してみましょう。


シールはがし

シールにドライヤーを当てて温め、端から少しずつはがします。

ドライヤーは近づけ過ぎると、接着剤が溶け過ぎて逆に剥がしにくくなる場合もあるので要注意。

それでも落ちない場合は、お酢をしみ込ませたティッシュを貼り付け数分おきます。

落書き

落し方は、使用した筆記用具によって異なります。

クレヨン

使い捨て歯ブラシに歯みがき粉をつけ、クレヨンの跡を軽くこすってから水を絞った雑巾でふき取ります。

油性マジック

メラミンスポンジでこすって落とします。

時間が経ってしまった場合は、除光液をコットンに含ませてこすってみましょう。

家具や壁紙の素材によっては、色落ちや変色を起こしてしまうこともありますので、目立たないところで試してからがおすすめです。

水性マジック

水で落ちなかったときは、石鹸をつけた布で拭いて、最後に水拭きします。

木部の塗装

傷を埋める

【用意するもの

  • ウッドパテ(または爪楊枝や割りばし)
  • サンドペーパー(300番前後)

ぶつけた場所がへこんでいたらまずウッドパテを盛る。

釘などの深い穴なら、爪楊枝や割りばしなどで埋めることもできる。

パテは少し多めに盛って、乾いたらサンドペーパーで削って平らにする。

塗装する

【用意するもの】

  • 水性ペイント
  • コテバケ(筆、ハケなど)
  • マスキングテープ
  1. 試しに少量を作って色を合わせてから、必要な量を用意する。                薄い色に濃い色を足すのが基本。
  2. 小さい場所なら細めの筆で部分的に、面積が広い場所はマスキングテープで周りをカバーしてハケやコテバケで塗る。
  3. 乾いてきたらもう一度塗って、ペンキが乾く前にマスキングテープをはがす。

【水性と油性どっちを選ぶ?】

耐久性では油性ペイントが優れているが、安全性においては水性がよい。

フローリングの傷やへこみ

浅い傷

【用意するもの】

  • 補修材(クレヨンタイプ)
  • ドライヤー

ドライヤーで温めて柔らかくなったら、補修材を塗りこむ。


深い傷

【用意するもの】

  • 補修材(ねんどパテ)
  • ヘラ(カッター)
  • 水性マーカー
  • 透明ニス(マニキュア)
  1. ねんどパテを必要な分だけ切って練り合わせる。
  2. よく練ったパテを穴に埋め、ヘラを使って余分を削り落とし、表面を平らにして固まるまで待つ。広くて浅い、パテの埋めにくい傷なら、わざとカッターなどで穴を深めに切っておくとよい。  
  3. パテの上に木と同じ地色を塗り、その上に黒や茶色のマーカーなどで木目を描く。       薄い色から始めて濃い色を目指してぼかしながら塗る。
  4. 表面に透明ニスか透明マニキュアを塗る。

水洗トイレの故障(修理の前に必ず止水栓を閉める)

水が流れる仕組み

  1. レバーを回すとゴムフロートが引き上げられ、便器に水が流れ出す。
  2. 水に浮いている浮き玉が、タンクの水位とともに下に下がり、ボールタップの弁が開き給水が始まる。
  3. 水位が下がるとゴムフロートが閉じ、排水が止まる。
  4. タンクの水が増えて水位が上がると浮き玉も上がって、ボールタップの弁が閉じて給水が止まる。

水が出ない場合

タンクに水が溜まらないとき

止水栓が閉じているか、浮き玉が壁に接触しています。

  1. まずは止水栓が閉じていないか確認する。
  2. 浮き玉が壁に接触していたら、支持棒ごと外し、ペンチなどで支持棒の曲がりをスムーズに動く位置に調整して戻す。

止水栓や浮き玉に異常がない場合は、ボールタップに異常があるので、専門業者に頼みましょう。

タンクに水が溜まっているのに出ないとき

ゴムフロートの鎖が外れたり、切れたりしているのが原因です。

鎖が外れていたらレバー先端に取り付けましょう。

鎖が切れている場合は新しい鎖に交換してください。

水が止まらない場合

タンク内の水がオーバーフロー管を超えて上まできているとき

浮き玉の破損、浮き玉支持棒の損傷が考えられます。

浮き玉が外れていないか、あるいは支持棒の角度が悪く弁が閉まらないのか点検します。

支持棒の角度を直すときには、本体から外しましょう。

浮き玉に問題がない場合は、ボールタップ本体の問題と思われるので専門業者へ。

タンクの水が標準水位まで貯まらずに、タンク排水溝から流れつづけているとき

ゴムフロートにゴミや糸くずが詰まっているか、ゴムフロートの劣化が原因です。

まずは、ゴムフロートにゴミなどが詰まっていないか点検してみてください。

ゴムフロート表面が磨耗している場合は交換が必要です。

まとめ

埃・ハウスダスト⇒掃き掃除と拭き掃除

油汚れ⇒重曹やセスキ炭酸ソーダ

水垢・石鹸カス・尿石に⇒クエン酸

カビやサビ⇒重曹

この基本さえ覚えていれば、お掃除がラクになります。

場所・用途別の洗剤も不要でとってもシンプル!

基本は分かっても、住まいを構成しているものの材質は様々で、「ここは何を使って掃除すればいい?」という疑問もでてくるはず。

ですが、その特徴を知っていれば日々のお手入れに困ることもなくなりますよ。

また、ちょっとした傷や故障などは業者に頼む前に、自分でできる範囲でやってみましょう。

業者に頼むよりも少ないお金でできるので、節約になります。

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